足が疲れやすい僕が選んだルームシューズは「ビルケンシュトックのアムステルダム」

フローリングで疲れないスリッパ

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子供の時から足が非常に疲れやすかったため、大人になってから「靴にこだわり」を持つようになりました。

ただし室内のスリッパは、履いていない時期の方が長いぐらい「無頓着」でした。

スリッパの重要性に気が付いたのは、内勤の仕事になりスリッパ生活になったことがきっかけです。

それから約7年間で5足のスリッパを履いてきました。

  • 1番最初は、約1,000円の普通のスリッパ
  • 2番目にプチプチと凹凸がある健康サンダル(レユール)
  • 3,4番目は、「ふみっぱ」という健康サンダル

けれども、正直どれもイマイチで…

「ふみっぱ」を気に入りかけていましたが、「足に疲れが溜まりやすい」という問題点をクリアできず…

そして5番目に、ようやくベストな「ビルケンシュトックのアムステルダム」と出会いました。

ビルケンシュトックのアムステルダム

元々ビルケンが好きで、「履き心地」と「デザインの可愛さ」で、お気に入りのメーカー。
約20年間で約12足ほど履いてきました。

手元にある今のビルケン商品は、6足(お外用4足、室内用2足)持っています。

ビルケンを好んでいる1番の理由は、「インソールがコルク製で、足裏の形に合わせて凹凸がある」からです。

そしてコルク製のため、履き慣れるにつれて自分の足裏に馴染みます

アムステルダム新品と履き慣らしたシューズ

左側が約2年履いて足に馴染んだ状態、右側が新品。

整形外科で初めて知る

初めてビルケンシュトックを知ったきっかけは、整形外科に通院をしていた高校生の時のこと。

リハビリの先生が履いており「とてもオススメだよ」と教えてもらいました。

ビルケンシュトックはドイツのメーカーです。

歴史は非常に古く1774年から創業者が活動を始めています。

以下、公式サイトの文章です。

ヒトの足型にストレートに向き合うことで、必然的に生まれた機能美であるということ。

1900年代当初、木製や金属製のフットベッドが常識だった頃、革新的なコルク×ラバー製のブルーフットベッド®を開発。

これをもとに、60年代初頭にサンダル第一号が生まれました。現代でもさらなる履き心地の向上に余念がありません。

購入の決め手は「履き慣れていた」こと

ビルケンの新作をチェックしていた時に、発見したのが室内向けの「アムステルダム」でした。

価格は、7,863円(購入当時のAmazon価格)で、今ままで履いていたスリッパの約3.5倍の価格。

ビルケンの外履きのサンダルとほぼ同じ値段のため、最初は正直「高いかな?」と感じました。

でも冷静に考えると、外出するよりも「室内で仕事をする時間が長い」生活スタイルが中心です。

そう考えると、「外履きのサンダル」と室内のスリッパが同じ価格でも、納得がいく。

自分の足と相性がとてもいい点は確認済みなため、最終的に購入の決め手になったのは、「履き慣れていた」点です。

アムステルダムの商品情報

原産国 ドイツ
メイン素材 フェルト
インソール素材 コルク
裏地 EVA
重さ(片足) 約170~180g
(サイズにより異なる)
カラー ライトグレー
アンスラジット
価格 約9,000円

色は2色で「ライトグレー」と「アンスラジット」

アムステルダムのライトグレーとアンスラジット

最初は「ライトグレー」を選びました。
昔の職場はスーツ着用でしたが、今はラフな格好が多いので、薄い色の方が可愛いと思ったからです。

そして2足目は「アンスラジット」。
ブラックほど真っ黒ではありませんが、非常に黒に近いグレーという感じです。

感想(良かった・気になった点)

実際に、履いてみた感想。

良かった点
  • 重みが意外とあり重厚な感じ(ルームシューズという表現がぴったり合う)
  • 丸いフォルムで色も明るいグレーでかわいい
  • アンスラジット色はスーツと色が合う
  • 脱ぎ履きは思っていたよりもスムーズだが、スポッと脱げる感じではない
  • フェルトの厚みがあるため、冬でも暖かそう
  • 履き慣れているので、いつもの安心感がある
気になった点
  • 普段履いている外用サンダルのコルクよりも硬い印象(新品で足の形にフィットしていないため)
  • フローリングを歩くと「カツカツ・コンコン」のような足音がする
  • かかとのフォルムがしっかりとしている分、履きつぶしてしまいそう
  • 夏は蒸れて、暑く感じそう

サイズ感「外履きサンダルと同じサイズでぴったり」

僕の足は小さめサイズで、実寸が「右24.7cm、左24.5cm(アシックスショップで計測)」です。

普段履いている靴のサイズは、アシックスのウォーキングシューズ・革靴・テニスシューズで「25.5cm」が、ジャストサイズ。

そのため、普段履いている外用のビルケンサンダルは、EU40(26cm前後)。
脱ぎ履きが楽になるように、少し大きめを選んでいます。

靴の種類 サイズ
アムステルダム 26cm
ビルケンサンダル 26cm(EU40)
革靴 25.5~26cm
テニスシューズ 25.5cm
スニーカー 26~26.5cm

今回のアムステルダムも「EU40(26cm前後)」を選びました。
「少し大きめかな?」というサイズ感。

幅は広めのため、幅が狭い人だと少し大きめに感じるかも?
※小さめサイズだと、幅が異なります。

ビルケンのショップでサンダルを試し履きした際に、「とても甲が高いですね」と、教えていただいたことがあります。

足幅が広いことは自覚していましたが、甲の高さまでは気が付きませんでした。

そんな僕の足形でも、アムステルダムは「違和感なく脱ぎ履き」ができ、スポっと抜けてしまうこともありません。

※約2年履くと、これぐらいの使用感が出ます。

かかと側に1cmほど余裕がありますが、ワンサイズ下げて25cmとなると、ぴったりし過ぎる心配があります。

また冬は厚い靴下を履くため、オールシーズン履くことを考えると、今の26cmがちょうどいい。

追記:色による汚れの違い

2足目にアンスラジット色を選んだ理由は、「汚れ」を意識したからです。

ライトグレーは色が薄いのでシミなどの、汚れが非常に目立ちます

しかし、アンスラジットは黒に近いグレーのため、「シミ系の汚れ」が目立ちません。

あとは、フェルト部の消耗が同程度でも、「アンスラジットの方が目立たないかな?」と思ったからです。

追記

アンスラジットの方が汚れは目立ちませんが、白い糸などの付着が目立ちました

あとは、毛玉のようなものができ少し目立ちますが、毛玉取り器で処理をすれば綺麗になるため、それほど気になっていません。※左が毛玉取り後、右が未処理

アンスラジット毛玉を処理

 

欠点と課題は4つ

1. 欠点は「夏に蒸れて暑い」

外側がフェルトで、ソール部分のコルクに厚みもあるため、「冬」は意外と寒さ対策になります。

ただしその反対に、夏は「蒸れて暑い」ことが欠点。

僕の場合は、室温が30℃までは大丈夫ですが、31℃以上になると「蒸れて暑い」と感じました。

エアコンが効いている26~28℃程度の室温であれば、蒸れは少し程度で気になりません。

スリッパの先が開いているタイプであれば、蒸れは解消されますが、逆に冬が寒くなるので一長一短ですね。

ちなみに冷え性のため、真冬はアムステルダムでも指先が冷たい

それでも僕は夏でも、このアムステルダムを履いて過ごしています。

追記

現在は真夏の時だけ、同じビルケケンシュトックのマドリットを履いています。

2. においがこもる

営業職のように、外で一日中革靴を履いていると、脱いだ時に「モワっ」と臭いますよね…

このアンスラジットも、2年目に突入したタイミングぐらいで、においが気になるようになりました。

といっても、その間「何も手入れをしていない」自分にも問題あり。

対策としては、消臭スプレーなど色々ありますので、お好みの方法でたまにお手入れをした方がいいです。

僕は1日中履いていそうな休日の時に、グランズレメディという消臭剤を少量入れて、臭い対策をしています。

 

3. 耐久性の不安

ビルケンシュトックのサンダルの欠点は「耐久性」だと思っています。

外履きサンダルは季節を問わず履いていました。

そのため、「靴裏のソールの減りが早く、またベルト部分もボロボロになる」ことが何度かあり2年ぐらいでボロボロに…

たぶん夏だけ履けば、3シーズンぐらいは大丈夫だと思いますが、僕は真冬以外の通年履いているので、消耗度が激しい…

アムステルダムは外側が「フェルト素材」のため、この部分がボロボロになる可能性あり。

一番の懸念は、かかとのフォルムがしっかりしているため、履きつぶしやすそうなこと。

裏側の床にあたるソール部は、室内ならほとんど減らないはず。

4.足音がやや響く

片足約170~180gで普通のスリッパと比べると、重めのルームシューズです。

裏側の素材がEVA素材なのですが、フローリングを歩くと少し甲高い「カンカン・コンコン」のような音がします。

あとは歩き方にもよりますが、すり足で歩くと「キュッ・キュッ、ギュッ・ギュッ」のようなゴムが擦れる音も少しあります。

もしかすると、この足音が気になる人もいるかも?
カーペットや絨毯の上であれば甲高い音は鳴りません。

アムステルダムのEVA素材(裏面)

裏面はこんな感じのソールパターンです(2年履いたのですり減りあり)。

耐久性は「1年10ヶ月」

実際に履き続けて、耐久性の結果は「698日(約1年10ヶ月)」が限界ラインでした。

コルク部分にヒビが入り、フェルト素材も汚れがあり毛羽立ち気味に…

インソールの変化

まずインソールを見てわかる通り、かなり履き古した感があり黒ずんでいます。

真夏は素足で履くために、汚れもつきやすかったです。

この馴染み方がビルケンの特徴ですが、好き嫌いがハッキリと別れます

フェルトの汚れ

フェルト部は、一度醤油をこぼしてしまったので、その跡が残り薄いシミに…

すぐにタオルで拭き取りましたが、フェルト製のため、軽くしか拭けずシミになりました
これはフェルト素材の欠点ですね。

フェルト部分の耐久性はいい

フェルトが意外と頑丈

足先を入れるフェルトの部分が、もっとクタクタになるかと思いましたが、意外と丈夫で「型くずれは少しだけ」でした。

毛羽立ちもありましたが、思っていたよりも消耗が少なかったです。

自宅用であればこれぐらいの毛羽立ちは、許容範囲かな?と思っています。

コルクは「ヒビ割れ」あり

フェルト部よりも大きなダメージだったのが、コルクのヒビ割れ。

最初に懸念事項で挙げていましたが、予想通りの消耗でした。

しかしこれは、通常の履き方であれば「回避できる」と思っています。

思い返してみると、何度かスリッパを履いたまま立ち膝のような姿勢になり、ソール部分を無理やりグニャっと曲げてしまうことがありました…

かかと部分の劣化

アムステルダムかかとの劣化耐久性

脱ぎ履きの時にかかとの部分に負担がかかるため、ダメージが大きかったです。

コルクが少し剥がれ気味になり、全体的にヒビ割れが…

これは僕の履き方が、「一日に30回以上脱ぎ履きするスタイル」の影響が大きいと思います。

おそらく脱ぎ履きの回数が少なければ、劣化が減り、もう少し長い期間元気にいてくれるはず。

アムステルダムのかかとのヒビ割れ

裏側ソールはかかとの一部こそすり減っていますが、ソールの全体的な消耗はかなり少なかったです。

まとめ:ルームシューズとしては個人的に「ベストアイテム」

2足購入し約4年間履いてみた感想を一言をまとめると、ルームシューズとしては「ベストアイテム」です。

家の中でアムステルダムを履いていないと、違和感があり少し不安にもなるぐらい、日常生活で欠かせないアイテムになっています。

「夏に蒸れて厚い」「耐久性に課題あり」な点は課題ですが、それ以上に「履き心地の良さ」と「見た目の可愛さ」が気にいっています。

今までは、お出かけの時に「今日はビルケンのサンダルだ」って、楽しみな気持ちがありました。

しかし今は、毎日がビルケンで小さな幸せの日々です。