ヘルニア持ちの僕が「ブレスエアーの改良版」をマットレスとして選んだ理由

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腰痛持ちになってから約16年が経過しました。

その間色々なことを試してきましたが、特に効果があったのは「仕事用のイス」と「ベッドマットレス」を良いものに変えることでした。

デスクワークの仕事をするようになって9年経ちますが、長いと1日12時間以上座っていることも…
そして寝るのが大好きなので、休日は1日10時間ぐらい寝ることもあります。

結局、イスとベッドの上で1日のほとんどを過ごしている日が多いので、この2点のアイテムが重要だと気が付きました

今回は、ベッドマットレスを新しく購入することになり、候補に挙げたのは3つです。

「マニフレックス」
「エアウィーブ」
「ブレスエアー」

最終的に選び購入したのは「ブレスエアーの改良版」です。

現在は、高反発として評判がいいマニフレックスを使用中

現在は、「マニフレックス」のモデル246を約7年使用しています。

全く腰に負担がかからない訳ではないですが、出張で色々なビジネスホテルに泊まってきましたが、自宅に帰ってきて寝るとやっぱり「マニフレックスが合っている」と感じます。

高反発の1番の特徴は、低反発と違い深く沈み込まないので「寝返りしやすく腰の一点に負担がかかりにくい」ことです。

使用感には不満はありませんでしたが、7年寝てみてわかった欠点があります。

・7年も使用するとヘタってくる(全体的に反発力が弱くなっている、特に腰の部分)
・モデル246は完全なマットレスタイプでかなり重たく動かせない
・お手入れができない(ウレタンは湿気に弱くカビが生えやすく、実際に生えてしまった)
・夏暑い(湿気を逃がせずに熱がこもる)

元々マニフレックスを選んだ理由は「高反発」「サッカー選手の香川」が愛用という2点で、湿気に弱い欠点は全く考慮していませんでした。

海外のメーカーで、日本の気候を考慮していないため、その点が日本の気候向きではないです。
たぶん、気密性が高い最新のマンションで、年中温度と湿度をコントロールできるお宅であれば、マニフレックスでもいいと思います。

ただ現在の住まいは、古い日本家屋ですので、湿度に弱い点が絶望的に合いません。

この欠点がわかったため、次はマニフレックス以外にしよう思いました。

マットレスに求める3つの条件「高反発」「移動が可能」「フローリング可」

今回の目的は、「夏だけエアコンがある部屋で使用できるマットレス」が欲しいでした。
夏以外は、エアコンがない寝室で寝る予定だったからです。

ただ調べてみると、エアウィーブの薄いマットレスタイプは、「メインのマットレスの上で使用推奨」。

体が元気ならフローリングの上でに直敷きでもいいのですが、腰が弱いので無理と判断。
この時点で薄いマットレスタイプは候補から外しました。

次に考えたのが、「マットレスの三つ折りタイプ」。
この形状なら多少の重さがあっても、部屋同士での移動が可能になります。

エアウィーブの長所と短所

エアウィーブは浅田真央ちゃんを広告に使うようになり、一気に認知度が増えた印象があります。

経済番組で観たのですが、元々釣り糸を加工する工場が、そのノウハウを生かし方向転換で今のマットレス業を開始。

テニスの錦織選手を育てたアメリカのIMGアカデミーという巨大なプロスポーツ選手育成の施設で、データを取り科学的に効果があることを証明していました。

公式サイトにも下記のように正式に報告されています。

3種目の運動能力全てで、エアウィーヴを使用した後により良い結果が出ました。

http://airweave.jp/pickup/kids_science/imga.shtml

これを知ってエアウィーブは広告戦略が上手いだけではなく、きちんと効果もある良いものだと認識していました。

商品としては良いものだとわかりましたが、実際の使用感が気になり公式サイトや口コミを調べて個人的に長所と短所をまとめました。

長所

商品の特徴

  • 復元性が高く寝返りが楽
  • 体圧分散で体への負担が少ない
  • 通気性が高く夏は涼しく冬は温かい
  • 水洗いが可能
  • 種類が豊富(手持ちの布団に重ねて使用、持ち運びできる、敷き布団タイプ、三つ折り、完全なマットレス)

口コミ

  • 腰痛が楽になった
  • 朝起きた時にスッキリしている
  • 寝返りが楽
  • 睡眠の質が良くなった

短所

  • 家庭で水洗いをするのは厳しい(水を含むととても重たい)
  • 熱に弱いために外で干せない
  • 電気毛布や、布団乾燥機を使用できない
  • マットレスの価格が高い
  • 専用のシーツ類の価格が高い
  • ヘタりが早い(特に腰の部分)
  • 慣れていない人が使用すると「固く」感じる

長所は自分の求める理想像にぴったりだが、欠点が気になった

高反発は必須条件なので、腰痛が楽になるというのは理想的な長所です。

マニフレックスは、湿度に弱く夏暑いという欠点がありましたが、通気性が高いことは、この欠点を完全にカバーしてくれます。

ただどの商品もそうですが、必ず欠点があります。

欠点を確認して1番気になったのは「ヘタり」についてです。

実際にAmazonの口コミで多くはないですが、ヘタりが早いという意見がいくつかありました。

ただしこれは、エアウィーブだけに限らず高反発マットレス全般の課題と言うか、高反発がゆえの欠点なようです。
マニフレックスも10年保証はあっても、ヘタったからと言って交換を認めてもらえるレベルのヘタりは実質ないようなので…

エアウィーブがヘタったので交換をしてもらえたと書いている人もいたので、保証制度はきちんと機能しているみたいです。

ただ、このヘタりの部分が気になってしまいエアウィーブは候補から外しました。
そして、次に検討したのがブレスエアーです。

最終的に「ブレスエアー」の購入を決定

あまり化学素材に明るくないのですが、ブレスエアーとエアウィーブは友達のような存在で特徴が似ています。
繊維状のものを空気を含ませる方法で、成形していますが、メーカー同士の関連性は全く無く、別会社です。

ブレスエアーの方がより耐久性が高い、というデータを見て、購入候補に挙げました。

ブレスエアーは、歴史が古く繊維メーカーの「東洋紡」が開発した商品で商標も取得済。

東洋紡のホームページを見ると新幹線のN700系の全座席にも採用されており、その他西日本の車両にも採用されています。

個人的には新しいものが好きなのですが、古くから研究開発を続けているメーカーのものが決定打となり、ブレスエアーに絞ってマットレスを選ぶことにしました。

メーカーのデータ類を見て、ブレスエアーはヘタりにくいことが決め手になりました。

ブレスエアーの特徴と欠点

特徴
  • 高反発だが硬すぎない
  • 体圧分散に優れる
  • 通気性が良く蒸れない(日本の気候に合っている)
  • 似たような素材と比較すると「へたりにくい」
欠点
  • 冬寒い(通気性が良すぎて保温性が無い)
  • ブレスエアー単体だと薄くて底づき感がある(マットレスの下の素材が硬いと、底づきして硬く感じる)
  • 個人の感覚により、少し硬目と感じる

ブレスエアーのマットレス単体で使用すると、欠点の影響をそのまま受けると思います。

そのため「性能がいい敷ふとんとの組み合わせにより欠点を解消」することができます。

ブレスエアーの購入は「眠りのプロショップSawada」で

ブレスエアーは東洋紡が商標を持っていますが、色々なメーカーやお店に素材を提供しており、かなり種類が豊富です。

僕が選んだお店は「眠りのプロショップSawada」(株式会社沢田商店)。
公式サイト:眠りのプロショップSawada

なぜこのお店を選んだかというと「マニフレックスとエアウィーブ」それぞれの長所と短所を、店長さんがブログに書いていたのを見たからです。

あとは自宅から車で2時間以内の滋賀県にお店があり、実際に確認をして購入できるメリットがありました。

ブログとお店のサイトを見ましたが、寝具に対しての知識が非常に深くご自身の意見をしっかりと持っている点にとてもひかれました。

その中でもオリジナルのブレスエアーマットが、「三つ折り」「フローリングにおける」「ローテーションでヘタリ対応ができる」という特徴があったので、早速お店に見にいってきました。

実際に試し寝をしてきたよ

お店の中にはたくさんの商品があり、とてもワクワクしました。

ここでこだわりを感じたのが「ブレスエアーの上に敷き布団を使用する」というアドバイス。
事前にメールでカウンセリングをしていただき、「敷き布団」の重要性を伺っていいました。

最初の方で少し触れましたが、ブレスエアーと似た特徴を持つエアウィーブの使用感で「硬い」というレビューがけっこうあり、これはそもそもエアウィーブの特徴があるこその欠点。

だから、ブレスエアーも同じ欠点があります。
そこで、「良い敷き布団」で「硬さ」の欠点を補い、さらに特徴を生かすという考え方です(その分お値段は高くなりますが…)

「体験」お店のオススメの敷き布団をブレスエアーの上に敷いて寝てみた感想

「あ、あれ?柔らかいよ!?」

これはけっこうというか、かなりびっくりしました。

今使用しているマニフレックスがヘタってきていると言っても、高反発力は残っていて座ると感覚的には「ポンポン跳ねる感じ」で、寝ると沈みが浅くゴロゴロ転がりやすい。

それが毎日のお布団の感覚だったので「包み込むような柔らかさ」を感じて驚き、適度な柔らさがあることはとても寝心地が良いと感じました。

一瞬寝ただけじゃ感覚はわかんないと思っていたけども、すぐに「買って帰ろう」と思いました。

結局予算との兼ね合いでお店で最初に試したオススメの「敷き布団」は諦めましたが、少しグレードを落としたものでも「包み込む」感覚があったので、それを購入。

試し寝の時にオリジナルの枕もセッティングしていただき、オリジナルの枕も購入しました。

自宅で寝てみた感想

毎年エアコンなしの部屋で寝ていたけどもさすがに厳しくなり、今年はエアコンが届く部屋のカーペットの上(床はフローリング)に直置きでブレスエアーを敷きました。
(現在は、湿気対策のため、すのこの上で使用中)

最初に寝てみた感想は「うん、お店ほどの柔らかさを感じない(苦笑)」

これはわかっていたことですが、お店では高級ベットの上での試し寝だったからです。
自宅は固いフローリングの上なので、さすがに同じ寝心地を求めるのは無理。

それでも今までのマニフレックスよりは、遥かに「包み込む」感があり、柔らかさがある布団もいいなと感じました。

30日寝てみた感想

・寝心地はとても良い
・柔らかさがあっても寝返りをできている
・夏の湿気対策で、毎日布団を動かしても苦痛でない重たさ
・腰を痛めてしまった時は、朝起きたら少し痛みがある(これは布団の問題ではない)
・敷き布団が気持ち良いので朝起きるのに時間がかかる
・中途覚醒がほとんどない

現在までに約3年愛用しているブレスエアーを含む布団セットは、こちらの記事で具体的にレビューしています。